非正規から正社員になるメリット

バイトやパートの募集であっても、中には正社員登用と書かれているものもある。これは、最初は非正規社員として働くが、企業側から正社員のオファーがくる可能性があるというものだ。もちろん、必ず正社員になれるというわけではないが、正社員になれば待遇が大きく異なる。

正社員になることには、大きく3つのメリットが存在する。そのうちの1つは、給料アップが挙げられる。アルバイトやパートであれば、働いていない日や時間帯は給料が発生しない。一方で、正社員であれば月給制なので、決まった金額を必ずもらうことができる。それから、企業によってはボーナスも支給され、各種手当てもつくようになる。そのため、収入面ではとても安定することになるだろう。

2つ目は、健康保険の負担が軽くなることだ。アルバイトやパートの場合は、基本的には社会保険に加入できないケースが多いだろう。社会保険に加入しない場合、国民健康保険に加入することになる。これが、正社員になれば社会保険に入り、その保険料が会社と折半になるということだ。他にも、年金も厚生年金に加入することになって、国民年金に上乗せされて将来もらうことができる年金額が高くなるというメリットもある。

3つ目は、社会的信用が高くなることだ。クレジットカードの発行やカードローンの利用のときに必ず審査があるが、正社員と非正社員とでは大きな差がある。正社員では、金融機関の審査に通りやすくなるのだ。ちなみに、正社員に登用されるような人はその企業にずっと働き続けたいという情熱を持っている人だといえる。そうした熱意がある人は、企業が評価してくれるだろう。